カナダの教育事情|まずは、褒める!

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Hello everyone MK Eigo Community英語コーチのKanaです!

私が住むオンタリオ州では、ほとんどの学校で少なくても年に一回はコンサートがあります!娘たち(8歳・4歳)が通う学校でも毎年今の時期にSpring Concertがあるのですが、昨日はキンダーに通う次女のコンサートでした!

今回のプログラムは歌を2曲と詩の音読が2つ。

日本でよくある「お遊戯」みたいなものではないんですよね!

子供たちは大体3,4カ月くらい学校で授業の時間を使って練習をしていたみたいです。

私たちの学校の場合、長女も次女もGoogle Classroomで先生方がいろいろな学校の情報をシェアしてくれるのですが、コンサートで歌う歌の歌詞や先生が歌っている動画などがそこにシェアされるので、次女はそれを見ながらおうちでも練習していました。

コンサートは大体の学校が平日の放課後や夕方に行われます。週末は休むためのもの、というワークライフバランスがはっきりしているカナダならではですよね。

そして昨日のコンサート当日、事前に先生たちから保護者へ伝えられたことはたった一つ、「3:15からコンサート開始です。3時には体育館に入れます。」

子供たちの服装指定もなし、保護者たちの座席についての説明もなし(笑)

次女にはコンサート用にワンピースを用意していたのですが、放課後子供たちはそのまま体育館へ行くとのことだったので、リュックの中にワンピースを入れて「ランチを食べたあと(まだまだ食事中汚すので)お着換えできるタイミングがあったらお着換えしてね。」と伝えました。

あとは祈るのみ🤞

コンサートが始まって入場してきた次女を見て一安心。ちゃんと着替えていました。

服装はほんとうにみんなさまざま。

トレーナーにジーパンの子もいれば、ティアラとプリンセルドレスの子もいる。

先生たちも普段着の人もいれば、きれいめワンピースの人もいる。

いざ歌がはじまると、足をぶらぶらさせながら歌ってるこもいれば、泣いてしまって座り込んでしまう子もいる。

でも先生たち、そういう子どもたちにその場では一切注意はしません。

終わったあとは、「みんなよくがんばったね!すっごく上手だったね!」って大きな声でほめてあげる

これがカナダの教育そのものなんです。

完璧を強要せず、できないことを指摘するのではなく、ひとりひとりががんばっていることを、まず褒める。少なくとも、幼稚園・小学校はこれが最重要視されています。

もちろん、先生がお話しているときは静かに聞く、食事中は座ってたべる、などのマナー面はしっかり教えています。

移民国家でこどもたちのバックグラウンドもさまざまなカナダでは、みんなと違うというところに重点を置くのではなく、それぞれの特徴を尊重しています。

みんな違って当たり前の教育、素敵ですよね。